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自転車の乗りかた理論

みなさん
「自転車の乗りかた」
を説明して下さい。

・・・

自転車の乗れない子供に
言葉だけで乗りかたを説明し
乗れるようにしてください。

皆さんに
できますか?

ちなみに
僕には出来ません。

なぜならば

「体のバランスはこうで〜」
「右足はこれ位力を入れて〜」
「背中の角度はこれ位で〜」

言葉ではうまく
説明出来るかもしれないけど
それで自転車に乗れるようには
なりませんよね?

・・・

ではもう一つ質問ですが
なぜみなさんは自転車に
乗れるようになったのですか?

理由は

人間には
言葉以上のことを学べる

「経験や勘に基づく知識」

言い換えると

「暗黙知」

という
感覚的な成長があるからです。

・・・

3年ほど前
うどんマニアの先輩から
聞いた話が面白かった。

とあるうどん好きが
香川県の美味しいうどんを
東京で再現しようとした。

同じレシピで
東京でつくってみたら
どうも同じ味が出ない。

うどんは
中力粉、塩、水を
捏ねるわけだから、
水を東京まで運んで
同じレシピでつくってみた。

それでも
同じ味が出ない。

最終的に出した結論は

「あの親父がつくるからウマい」

だったそう。

・・・

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(僕が一番好きなうどん)

おにぎりなんて
とてもシンプルなのに
なぜか人によって味が違うよね。

本当に不思議。

きっと
言葉で説明出来ない
愛情がこもっているのかな。

なんて
不可思議なことを
信じたくなる。

・・・

という
例を踏まえると、

うどん屋の親父は
ある程度は修業したはずだけど
もはや自分オリジナルの型になっている。

おにぎりなんて
こと細かく習った人の方が
少ないでしょう?

最初の話に戻って
自転車も同様だと思うんだよね。

こう考えると
自転車の乗りかたと
企業においての人の成長は
類似点が沢山あるよね。

まずは
いきなり運転は出来ないから、
補助輪付きの自転車を購入。

後ろから押して
バランスを覚えさせる。

ある程度
バランスに慣れてきたら
どうしましょうか?

ここから
親に出来ることは?

・・・

ここからが
親の一番重要なポイント。

コンクリートだと
致命的な怪我をしてしまう
おそれがあるから、

土とか芝生とか
転んでも軽微な怪我で済む

「公園」

を探して
連れていってあげることだ。

そして
口を出したいけど
ギリギリまで我慢する。

決して
他人と比較してはいけない。

あとは勝手に転んで
自分で学んでいくでしょう。

実際
みなさん自身も
そうでしたよね?

自分で転んで
覚えていくという領域が
多いのだから、

「教育」という言葉へ
僕は違和感を感じる時がある。

基礎的な部分は
もちろん教育なんだけど、
基礎だけ教えたら
あとはその人間の、

価値観
ポテンシャル

なにがやりたいのか?
なにができるのか?

を見極めて

「場」を用意してあげることが
一番重要なことだと思うし
上司の役目だと思う。

この
軽微な失敗さえ
出来ない環境をつくると
人は成長しない。

大量生産大量消費の時代
同じものをつくっていても売れた時代は
それで良かったのだけれど、
今はそんな時代でもない。

結局
お客様に触れ合うのは
現場なのだから、

そして
我々はお客様の
「感動」を生む仕事なのだから

リスクマネジメントは徹底し、
その後は任せる領域を徐々に
増やしていかなければいけない。

マニュアルは効率的だけど
マニュアルで継続的な感動はない。

非効率だけど
やはりラウンドアバウトを
目指していきたい。

俺は
エーピーカンパニーで
そういう場を沢山いただいた。

ギリギリな思いを
しょっちゅうしていたが
そのごのたっせいかんは

それが結果
自分の成長に繋がり
今の自分がある。

だから
俺は会社に感謝している。

そして
部下に対して
「俺が育ててやった」
なんて思うこともない。

山本五十六さんの言葉
なんて素晴らしく深いのだろうか。

「やってみせて、
 言って聞かせて、させてみて、
 ほめてやらねば人は動かじ。
 話し合い、耳を傾け、承認し、
 任せてやらねば、人は育たず。
 やっている、姿を感謝で見守って、
 信頼せねば、人は実らず。」

写真:デニム浴衣と一流モデル

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