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宇宙語

「◯▲*@@◆¥$%&」

「◆%&¥$*@◯▲×」

・・・

何を言っているのだ?

この人の言葉が
マジで一切分からない。

・・・

その日
俺は電気屋にいた。

とある研修で使う予定の
テレビとパソコンをつなぐ
コネクターを買いにいった。

そうしたら
スタッフのお兄さんが

「そちらならこちらも便利ですよ。
 ◯◯にも対応しておりまして
 ◆%&¥$*@◯▲×◯▲*@@◆・・・」

これは
宇宙語か?
ナメック語なのか?

ちょっと待て
俺はコネクターを
買いにきただけなんだってば。

あまりにも
一方的な言語と
一方的なオススメに
段々腹が立ってきた。

「あんた何言ってるかわかんねーよ!」

・・・

なんてことは
大人だから言わない。

(思ってもいない、演出)

・・・

みんなもこういう
経験ありませんか?

僕は
こういう時は
理解するまで聞くか
理解出来ないものは買わない。

時間がない時は
さらっと流すようにしている。

ただし、
例外を除いては。

理解出来なくても
買う時があるのだ。

・・・

その例外とは

・・・

・・・

・・・

営業マンに
「商品愛」を感じた時である。

以前
銀座で評判の靴屋に
革靴を買いにいった。

友達の靴マニアと一緒に。

やはり
どの世界も突き詰めると奥が深い。

靴に関して
リテラシーの低い俺は
途中から友達とスタッフの会話に
ついていけなくなり、

靴を見るフリしてスマホで
会話の中のわからないワードを
こっそり調べたりしていた。

ついに俺の靴を選ぶ番。

しっかり
会話が成立するか
とても緊張した。

案の定
スタッフさんの使う用語は
電気や同様わからないものもあった。

が、
しかし

・・・

僕はその彼の
「靴が大好き!」
という情熱に引き込まれていた。

何を言っているかは
分からないのだけれども、

「この人なら信用出来る」
「この人に任せよう」

そんな気持ちになっていた。

・・・

こんな話がある、

とある
自動車メーカーの社員が
休日の時に路上駐車している
自社の車を見つけた。

そして
軽度な故障に気がついた。

その社員は
休日にも関わらず
こっそりとなおしていったという。

・・・

それ位
自社の自動車を
愛していたという例。

車を買う時は
車好きから俺は買いたい。

自分達の商品に
誇りを持っている会社は
とても魅力的に感じるし、

「自分が自信を持ったものを売る」

ここに営業マンとして
一点の曇りもないからだ。

逆に
自信のないものや
自分が知らないものを売る
営業マンは嘘つきだ。

売りつけたいのか?
使ってほしいのか?

目を見ればすぐにわかる。

愛情が
言葉の節々に現れる。

愛情があると
自ら能動的に調べた
知識が多いため

商品知識が
とても深いのだ。

彼はとても若かったのだが
明らかに後者であった。

さらに
初心者ということで
リーズナブルな靴を
お勧めしてくれ、

店を出るとき
こう決意していた。

・・・

「次も彼から買おう」

写真:大好きな千草ピーマン生産者さん

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